メッセージ |
「食物アレルギーをつくらない」ということ近年、食物アレルギーの発症に「皮膚からの食物の刺激」という生体メカニズムが大きく関わっていることがわかりました。食物アレルギーは発症すると一定期間の除去を必要とし、ご両親のストレスは相当大きくなります。そのため当院...(続きを表示)では発症のメカニズムをご両親に理解してもらい「発症予防」に力をいれています。お子さんの湿疹などでお困りの方は乳児期早期にご相談ください。「One way One disease」という概念免疫力が十分でなく鼻汁や痰を上手に出すことができない乳幼児が風邪をひくと「気管支炎」「肺炎」「中耳炎」「副鼻腔炎」といった合併症をおこす頻度が高くなります。「鼻」⇒「喉」⇒「気管」⇒「気管支」⇒「肺」は連続した空気の通り道です。その炎症がどこにあるかによって症状は違いますが「一つの管は一つの病気」という概念に基づき診療を行っています。特に合併頻度の多い「中耳炎」や「二次感染性鼻炎」などではモニターを使い保護者の方と治癒経過を画像で確認しています。「花粉症」治療についてカナダ マニトバ大学医学部免疫学教室で「ブタクサ花粉症」の診察および研究をしていた経験をいかし、開院当初より花粉症治療に力をいれてきました。最近では治療の選択肢も多くなっており、小児成人問わずご相談いただければ、生活様式に合わせ最適な治療をご提案できると思います。「アトピー性皮膚炎からの脱出」を目指して近年の臨床研究で乳児期早期より「湿疹」の管理と十分な保湿を行うことによりアトピー性皮膚炎が緩解するかとがわかってきました。自宅での軟膏療法の効果は保護者の方の努力に大きく依存します。当院では定期的に肌の状態を診させていただき、ご両親とともに「アトピー性皮膚炎からの脱出」を目指す診療を行っています。 |