メッセージ |
「鷺ノ宮」は昭和50年代に実家のある「井荻」駅前に今ほどお店が無かった時代に時折買い物に来ていた街で懐かしい街です。この度縁がありまして当地へお世話になる事と致しました。これまでは大学病院や市中総合病院で循環器/内科救急医として20数年を勤務、病室、外来...(続きを表示)、処置室、検査室などを毎日往復していました。そして実際に医療の進歩とともに専門性や細分化、多様性において抱える病気の数だけ主治医や受け持ち医がおり"ヤマ”の様なお薬を抱えて複数の診察室や医療機関(病院、クリニック)を1日掛かりで、又は月に何度も往復する・・・といった現状が見えてきました。もちろんご本人やご家族がそのような現状を望んでおられるなら何も申しませんが、思うに大体は今までの経過や現状、今後の方針を十分に説明、理解されないまま大変なご苦労をされているのではありませんか?そこで、これからの高齢化社会や再開発により人口が増えるであろう中野を中心とした周辺地区には”街の万(よろず)相談所"が必要なのではないか?と考えたのです。実際に2年が経過して、(1)転医を希望される人(2)「以前から健康診断で・・・」と相談、治療開始に来られる人(3)最近疲れやすくて、(実は)二日酔いで・・・(4)いびきがうるさいと言われて、日中眠くてたまらない(5)禁煙したい(6)施設入所又は入所継続で主治医意見書を書いて欲しい(7)(各種)診断書を(8)インフルエンザが心配でなどなど様々な人がご来院されます。この様に多種多様なニーズにお応えするのが地域医療の大切さと思っておりその中で専門性をいかんなく発揮出来ればと思っております。もちろん私一人では対応が難しく多職種の助けを借りなくてはいけない場合も多々あると思いますのでその際の"段取り"を付ける役目も責任を持ってやらせていただきます。そして近々訪問診療・在宅診療も始めますのでクリニックへ来院困難な患者様も安心して医療を受けられます様、①総合東京病院②河北総合病院③荻窪病院④東京警察病院⑤順天堂練馬病院⑥東京医科大学病院等々と密に連携を取って診療いたします。 |