メッセージ |
当院、浅川産婦人科は鶴見駅西口に昭和11年に開院して以来、増改築を重ねてきましたが、建物の老朽化が進んだため、全面建替えを行うこととなり、平成16年5月に新建物での診療が始まりました。最新(※)の機器を導入するとともに、ハード面だけでなく、ソフト面において...(続きを表示)もさらにワンランクステップアップした医療と看護を提供できるように日々努力を重ねています。「お産」というと患者さんは「自然分娩を希望」とよく言われますが、「自然分娩」の定義は非常に難しいので、当院では原則として予定日までは「できるだけ自然に近いお産を」という考え方にたっています。しかし、「自然に」という言葉にとらわれすぎて自然な陣痛がくるのをいつまでも待ちすぎるとお母さんや赤ちゃんの状態が悪くなったり、危険にさらされることもあります。予定日を2週間近く経過したり、破水して時間がたつのに有効な陣痛がない場合や、妊娠高血圧症候群などの合併症があり、少しでも早く分娩にしなければというときには、安全性に十分配慮しながら、分娩を促進して、できるだけ自然な分娩に近いかたちにしています。妊婦健診では初期より超音波検査、中期以降はさらに胎児心拍モニタリングを毎回行ない、赤ちゃんやお母さんの異常、変調をすみやかに発見できるよう努めています。楽に、そして何より安全なお産ができるよう、妊婦さんとよく話し合い、サポートできるよう考えています。妊婦さん自身が妊娠や分娩についての最低限の知識を身に着けておくことも必要かと思います。「こういうお産がしたい」と妊婦さんがイメージしたお産が「できるだけ自然に近いお産」ということになるのではないかと思っております。 「立ち会い分娩」も最近多くなっていますが、その名前から分娩の時だけ立ち会うというイメージですが、当院では「夫協力分娩」と呼び、妊娠中も分娩中も、そして出産後も奥さんをサポートすることを目指しています※情報は病院なびに掲載当時2017年3月のものです。 |